紫陽花は雨に濡れてこそ美しい

こんにちはZiemaです。

今回は花を撮るとき役立つ簡単な撮影テクニックを紹介します。といってもZiemaが経験上気が付いたことなので理論までは分かりません。あくまでちょっとしたコツのようなものを、G1Xmk2を使って説明します。

●背景がゴチャゴチャしている時その1
被写体の後ろに十分な空間がない時、望遠レンズあるいはズームの望遠端を使って離れたとこから撮ります。
絞りは開放にすることでピントの合う範囲が狭くなるので、背景がボケて、紫陽花が引き立ちます。
G1Xmk2の場合、望遠端は120㎜、絞りは3.9ですので紫陽花から2m位離れて撮ります。思ったところにピントがいくようになるまで少し慣れが必要ですね。フォーカス枠を目安にしてください、できればオプションのEVFがあると確認しやすいです。

G1Xmk2 は鏡胴についている内、外2つのリングにとジョグダイヤルが絞り、ISO感度、露出補正の3つの機能が割り当てられていて、ジョグダイヤル→内リング→外リングといったようにジョグボタンを押すごとに割り当てが切り替わります。
最初は戸惑いますが、Ziemaは、その他の機能がクリックなしに割り当たって自由に動くと良くないので、絞りが外側クリックなしのリングに割り当たるようにしています。G1Xmk2のちょっと癖のある部分です。

望遠側開放で撮ったもの
120㎜-f3.9 望遠側開放で撮ったもの

●背景がゴチャゴチャしている時その2
マクロモードで撮ります。マクロモードでギリギリまで寄って、絞りは開放で撮ると背景が遠くにあるほどボケて被写体だけが強調された状態になります。
ただし背後に十分な空間があることが肝心です。G1Xmk2の場合は広角側の絞りはf2ですが、下の写真では30mほど先の建物が映り込んで完全にはボケていません。もう少し構図を変えてやる必要があします。

G1Xmk2のマクロモードで寄れるは広角側5㎝、望遠側が40㎝までです。背景をぼかしたいなら広角で寄って撮ることになりますが、広角レンズはもともとピントの合う範囲が広いので背景が十分遠くにないと綺麗にボケません。

24㎜-f2 広角側マクロモードで撮ったもの
60㎜f-3.9 標準レンズ的な画角で撮ったもの
紫陽花に近すぎるとボケの効果が少ない

その他、霧を吹いて花に水滴をつけると瑞々しい感じになります。紫陽花などに使うと効果的です。100均などで売っている、化粧品などを入れる小さなスプレーに水を入れて、カメラバッグに入れておくといいでしょう。

120㎜-f3.5 紫陽花の花に水を一吹き、水滴をつける

以上、紫陽花や花を撮るときのちょっとした撮影テクニックでした。