Canon Powershot G3X -25倍ズーム搭載のハイエンド機-

こんにちは!Ziemaです。

レンズ沼に片足を突っ込みかけている私が、使っている機材を紹介する『レンズ沼コーナー』、今回は…

CanonのPowerShot G3Xを紹介します。2015年発売の型落ち品です。入手したのは2020年の2月です。

発売時は99,000円のハイエンドモデルで、かなり値下がりしていたものの54,800円という価格でずいぶん迷いました。

しかし光学ズーム25倍で24㎜-600㎜(35㎜換算)の誘惑に負けてとうとう購入に至りました。

その後値段が最安47,000円まで下がってちょっと悔しい思いをしましたが、現在の価格を見ると、あの時買っておいてよかったと思います。現在はG1X mk2と二台持ちで用途によって使い分けています。

G1X mk2との比較

  • レンズ:24-120㎜(5倍)→ 24-600㎜(25倍)
  • f値:f/2.0-3.9 →f/2.8-5.6
  • 質量:516g → 733g(1.5倍)
  • コントローラリング:2 → 1
  • 露出補正ダイヤル:無 → 独立
  • 映像エンジン:DIGIC6 → DIGIC6
  • 撮像素子:1.5型CMOS → 1型CMOS
  • EVF使用可:可 → 可(電子ビューファインダー使用可能)

G7X mk2との比較

  • レンズ:24-100㎜(4倍)→ 24-600㎜(25倍)
  • f値:f/1.8-2.8 →f/2.8-5.6
  • 質量:294g → 733g(2.5倍)
  • コントローラリング:1 → 1
  • 露出補正ダイヤル:2段 → 独立
  • 映像エンジン:DIGIC7 → DIGIC6
  • 撮像素子:1型CMOS → 1型CMOS
  • EVF使用可:不可 → 可(電子ビューファインダー使用可能)

大きさはミラーレス1眼と同じくらいのなのであまりコンパクトとはいえませんが、この大きさで24㎜から600㎜までカバーする一眼とレンズはありません。防塵、防滴仕様なので野外にもガンガン持って行けます。

レンズはF2.8-5.6と明るく開放時のボケも美しく撮れますし。大型1型センサーを積んでいるので、解像感も階調度ともに優れています。

外観を見ていくと艦橋部にダイヤルが2つホイールが1つあり露出補正、絞り、ISO感度、シャッタースピードに割り当てられます。

モードダイヤルと露出補正ダイヤルにはキャノンカラーの赤いラインが入っていてなかなか格好いいのです。背面液晶はチルトタイプで180度展開すると鏡像表示になって自撮りしやすくなります。

さらに別売りのEVF(電子ビューファインダー)を取り付けると背面液晶だけだと狙いがつけづらい遠くの被写体を撮りやすくなります。

このカメラに限らず一眼や高級コンデジは設定項目がたくさんあって、しかも撮影条件に合わせて適切に変えていかなければなりません。しかしこのカメラは撮影モードを記憶しておける2つのメモリーがあります。

例えば設定1は植物用に絞り優先でじっくり撮るモード、設定2は野鳥など動きの早い物用にシャッタースピード優先にJPEGのみの連射に設定するといった使い方をしています。

画質は600㎜で撮った野鳥をトリミングしたものをプリントしたとしても十分です。

2015年発売で映像エンジンはDIGIC6、4Kもブルートゥースもありませんが、フラッグシップとしての基本性能は抜きんでた物があります。おかげで最近は一眼レフをあまり使わなくなりました。

<追記>
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300㎜ F/4.8-6.7 IIの購入資金捻出のため、残念ですが、2021年2月に手離しました。

CANON(キヤノン) EVF-DC2-BK(ブラック) 電子ビューファインダー