OLYMPUS 10×25 WP II

10x25 WP II

カワセミ探索用装備その3

こんにちは!Ziemaです。

レンズ沼に片足を突っ込みかけている私が、使っている機材を紹介する『レンズ沼コーナー』今回は、野鳥観察に最適な双眼鏡の選び方です。私は最近カワセミの撮影にはまっているのですが、春、夏と樹木の枝葉が生い茂るようになると、鳥がどこに止まっているか見失う時がよくあります。あるいは鳴き声は聞こえるがどこにいるか分からないという時なども。

野鳥を見つけるのに便利

そんな時に役に立つのが今回紹介する双眼鏡です。これがあれば鳥が止まっていそうな木の枝などをまんべんなく調べることができます。カメラのファインダーはどうしても視野が狭くなるので、視野が広い双眼鏡で目星をつける事でどこにカメラを向ければいいかが判ります。

実は今使っている双眼鏡は30年以上前に購入したものです。Nikon製の10倍×35㎜、実視界6.6度というもので、今では貴重な日本製です。それなりに高価だった上、嵩張り、重量も結構あります。レンズにカビも発生していて、その上防水でもないので、カメラと一緒に首から下げてフィールドに出るのには余計な気を使わなくてはなりません。

そこで、新しくコンパクトで軽いフィールド用の双眼鏡を購入する事にしました。ビックカメラの実店舗を覗いてみたところ、オリンパス製でモンベルとのコラボで8倍x21㎜のモデルがあって「安くて良いな」と思ったのですが一応オリンパスだけではなく各メーカーのラインナップを価格コムでチェックしました。

メーカー・スペックを検討

欲しいのは「倍率8~10倍でなるべく口径が大きくて、明るく、視野が広く、防水性のもの」です。メーカーはケンコー、ビクセン、カールツァイス、Kowaがメジャーです。カメラメーカーのNikon、Canon、オリンパス、ペンタックス、富士フィルムなどの製品もあります。

中でもカールツァイスは別格で高価です、昔双眼鏡を始めて買おうとしたときにため息交じりにカタログを繰った記憶があります。

価格コムで条件に当てはまる製品を検索してみたところ。意外にもケンコー、ビクセンのエントリーモデルが1.5~3万円もします。安いのはKowa、オリンパス、Nikonの一部製品でこちらは7~9千円程度です。

1万円以内で条件に当てはまるのはKowaの「SV25-8」オリンパスの「8×25 WP II」「10x25 WP II」Nikonの「スポーツスターEX 8x25D CF」「スポーツスターEX 10x25D CF」の5製品です。

各製品の比較

品名所有しているモデルSV25-88×25 WP II10x25 WP IIスポーツスターEX 8x25D CFスポーツスターEX 10x25D CF
メーカーNikonKowaオリンパスオリンパスNikonNikon
倍率10倍8倍8倍10倍8倍10倍
対物レンズ有効径35㎜25㎜25㎜25㎜25㎜25㎜
射出瞳径(3.5㎜)3.1㎜3.1㎜2.5㎜3.1㎜2.5㎜
実視界6.6°6.2°6.2°6.5°8.2°6.5°
見掛視界(62.9°)56.9°56.9°59.2°59.7°59.2°
1000m視野122m108m108m114m143m114m
明るさ(12.3)9.69.86.39.66.3
最短合焦点距離(5m)1.5m1.5m1.5m2.5m3.5m
アイレフリーフ(13.8㎜)15㎜15㎜12㎜10㎜10㎜
防水1m/5分間1m/5分間2m/5分間2m/5分間
マルチコート
重量625g260g285g285g300g300g
価格¥40000(¥79200)¥7240¥7980¥8895¥8009¥8282
()内は現行モデルの数値です。

検討事項

まず問題なのは実視界です。枝葉の中に隠れている鳥を見つけ出すには実視界が広い方が良いのです。10倍のオリンパス「10x25 WP II」は6.5度、8倍の「8×25 WP II」は6.2度、8倍のNikonの「スポーツスターEX 8x25D CF」が8.2度、10倍の「スポーツスターEX 10x25D CF」が6.5度、8倍のKowa「SV25-8」が6.2度です。

また明るさも重要で、薄暗い森の中などでは明るい製品が適していますが、明るさは倍率に反比例し、対物レンズ有効径に比例します。対物レンズ有効径はどの製品も同じ25㎜ですから8倍の製品の方が10倍の製品よりも明るく野鳥観察に適していることになります。

Nikonの「スポーツスターEX 8×25D」はダントツで実視界が広く明るさも明るいので野鳥観察ならこの製品が一番よいと思います。

野鳥観察に使うなら「スポーツスターEX 8×25D」がベストな選択ですが、カメラのレンズと焦点距離を比較すると8倍の双眼鏡は400㎜相当で10倍では500㎜になります。私は使っているレンズが800㎜なので焦点距離の近い10倍を選択しました。メーカーも現在使っているカメラと同じオリンパスにすることにして選んだ製品が「10x25 WP II」です。

操作性(OLYMPUS 10x25 WP II)

本体の他の付属品は専用ケース、ストラップ、接眼レンズキャップです。
本体はラバーコーティングですが劣化してべとつくのが心配です。

またアイピースを回転させることでアイレリーフを調整して眼鏡をかけていても使えるようになっています。ストラップは両釣りタイプでよりコンパクトな10倍×22㎜モデルの細くて片釣りの物よりも安心感があり、とっさの取り出しにも便利です。

重さは285gでストラップで首から下げるとわずかに重量を感じますが、むしろ高級感があります。右のアイピースの基部には視度調整ダイヤルが付いていて左右の目の視力差を調整できます。本体はダブルヒンジなので広げて目に合わせるのにちょっと慣れが必要です。

まとめ

現在のNikonでは現所有品と同等品が¥80,000で販売されていました。30年の間に値段が2倍になっています。同等品とは言えないまでも明るさでは劣りますが、実視界6.5°、見掛視界59.2°、防水とそこそこの性能の双眼鏡が、(予算を少々オーバーしましたが)1万円以内で手に入り満足しています。