
今回は10年来使ってきて手になじんでいるE-620 ですが、残念なことにセンサーに汚れがついてしまいました。F22で青空を撮るとぽつ、ぽつ、ぽつと染みが4つほど映り込んでしまいます。(涙)
おりしもアマゾンでOM-D E-M5 MarkIIが新品5年落ちで50,300円と最安値でして、これだったら変換アダプタを使えば今までのレンズが使えますし、マイクロフォーサーズ用のマウントアダプタがあれば、今まで使えなかった他社のレンズも使うことができます。
なによりもミラーレス一眼のボディが5万円台で買えるというのは超バーゲン価格です。口コミ情報などを念入りにチェックしたりスペックを現行機種と比べたりしてみましたが基本的な性能だけ見れば、5年落ちでも遜色ないようです。
早速中古のマイクロフォーサーズアダプタMMF-3と一緒に注文しました。今年に入ってからアマゾンではE-M5 MarkIIは完売したようなので、いいタイミングだったと思います。
ということで前置きが長くてすみません。今回紹介するのはOM-D E-M5 MarkIIです。E-620のスペックと簡単に比較してみます。(左E-620、右E-M5MarkII)
- タイプ:一眼レフ⇒ミラーレス
- レンズマウント:フォーサーズ⇒マイクロフォーサーズ
- 総画素数:1310万画素⇒1720万画素(130Mピクセル⇒170Mピクセル)
- 撮像素子:フォーサーズ4/3型LiveMOS⇒変わらず
- 撮影感度:標準ISO100~3200⇒ISO100~1600(拡張ISO25600)
- 記録フォーマット:JPEG/RAW⇒変わらず
- 連写H:4コマ/秒⇒10コマ/秒
- シャッタースピード:1/4000~60秒⇒1/8000~60秒
- 液晶モニター:2.7インチ23万ドット⇒3インチ104万ドット
- ファインダー:アイレベル一眼レフ⇒アイレベル式液晶ビューファインダー
- ファインダー倍率:0.96倍⇒1.48倍
- 記録メディア:CFカード/xDピクチャーカード⇒SDカード
- 防塵防滴:✖⇒〇
- 手振れ補正:あり⇒5軸手振れ補正
- タッチパネル:✖⇒〇
- 可動式モニタ:バリアングル⇒変わらず
- オートフォーカス:TTL位相差検出方・イメージャコントラスト検出方式、測拠点7点/11点⇒ハイスピードイメージャAF測拠点81点
- 動画撮影:動画撮影機能なし⇒フルHD59.94fps
- 動画ファイル形式:なし⇒MOV/AVI
- 音声記録:なし⇒Wave規格準拠
- Wi-Fi:なし⇒あり
- 重量:475g⇒417g
発売時期が2009年と2015年ですから約6年でかなりの進化がうかがえます。
商品は12月25日に届きました、自分へのクリスマスプレゼントというところです。実際に手に取ってみてまずそのコンパクトさと軽さに驚きました。デザインは昔の一眼レフみたいで艦橋部のダイアルが並んでいるところとかに、心ときめきます。
艦橋部のダイアルはA(絞り優先AE)モードでは手前が絞り、シャッター基部の方が露出補正になります、モードダイアルと電源スイッチはペンタ部左側に移動しました。
E-620はダイアルが一つだけだったので大分使い易くなりました。
内蔵フラッシュはありませんが代わりにコンパクトな外付けフラッシュが付属していました。早速一緒に注文した中古のフォーサーズ/マイクロフォーサーズの変換アダプタMMF-3をボディに付けてみました。
レンズ側のマウント部はキレイでしたが、カメラ側は結構擦り傷がありました。前の持ち主はレンズに付けっぱなしで使っていたようです。
70-300㎜のレンズを取り付けました、レンズが大きいです(笑)取り付けは特に問題ありません。シャッターボタンを半押ししてレンズが動いてピントが合うことを確認します。さすがにAFが合うのも早いです。
レンズとアダプタの間にテレコンバーターを取り付けてみました、AFもきちんと作動します。ただグリップが貧弱なのでレンズ付けた状態で本体をしっかり支えられません。どうしてもブレ気味になります。
そこでオプションのグリップ(HLD-8G)をつけることにしました。発注したのが年末だったので届いたのは今年の4日過ぎでした。このグリップをつけるとバッテリーの出し入れができないのですが、これでともかく、望遠レンズがしっかり支えられるようになりました。下はグリップをつけた状態の画像、さらにバッテリーフォルダー(HLD-6P)を増設することもできます。


このグリップは元のグリップからかなり飛び出してついていて固定はバッテリー蓋近くにあるピンと三脚取り付けネジで固定します。取り付けるとバッテリーの出仕入れが出来なくなります。
握った感触はしっかりしたホールド感があり、グリップについたダイヤルとシャッターボタンを使うことになります。これは非常に使い易い配置になりますが、もともとのシャッターボタンとダイヤルの役割はそのままで、何かの機能を割り当てることは出来ません。
早速翡翠撮りに使ってみましたやはりグリップがしっかりしている分ブレも少なくなりました。



高感度でもノイズが少ないのでシャッタースピードを早くすることが出来るようになったおかげでもあります。ISO3200くらいまではそれほどノイズが目立たない様です。晴れた日なら手振れの心配はほとんどないと思います。
バッテリーは思ったよりも保ちます、液晶モニターを使わなければ500枚近く撮れました。必要な情報はEVF(電子ビューファインダー)にすべて表示されるので私の使い方では通常は液晶モニターは必要ありません。
それからマウントがマイクロフォーサーズになったことで他社レンズ用のアダプタが使えるようになりました。ゆくゆくはオールドレンズなども楽しんでみたいなどと不埒なことに考えが向いたりします。
今のところフォーサーズ用レンズではC-AFが使えないことだけが不満点です。
出来ればマイクロフォーサーズで長焦点レンズが欲しいです。これはちょっと無理かな…(笑)
今のところ持っているレンズ
- 標準ズーム M.ZUIKO DIGITAL 12-40㎜ F/2.8 Pro(防じん・防滴)
- 望遠ズーム M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300㎜ F/4.8-6.7 II(買ってしまいました)
- フォーサーズ⇒マイクロフォーサーズアダプタMMF-3(防じん・防滴)
もちろんE-620 もセンサーの汚れを落として使い続けるつもりです。