こんにちは!Ziemaです。
レンズ沼に片足を突っ込みかけている私が、使っている機材を紹介する『レンズ沼コーナー』、今回は…
Zuiko Digital X1.4 Teleconverter EC-14を紹介します。
70-300㎜ F/4.0-5.6とセットで購入したもので、70-300㎜に付けっぱなしで使っていました。
その名の通り、交換レンズと本体の間に取り付けることで、取り付けたレンズの焦点距離を1.4倍に変換するアダプターです。簡単に言えば被写体を1.4二乗倍の大きさで撮影できるわけです。
ただし焦点距離は伸びますがその代わりに有効F値が1段下がります。たとえば70-3000㎜のレンズで言えば、最大有効F値は4.0 ですがこれが5.6と低下します。ここでいうF値とはレンズの明るさと同じです。
絞りを最大に開いたときの絞り値が有効F値となり、この数字が小さいほど絞り解放の口径が大きい明るいレンズということになります。
F値が低ければそれだけたくさんの光がカメラのセンサーに入って来るので、必要な露出を得るためにシャッターを開く時間を少なく出来ます。つまりシャッタースピードを速くでき、手振れが起きにくくなるということです。
さて70-300㎜にEC-14をつけてやることで35㎜フィルム換算で600㎜×1.4倍で840㎜相当の望遠として近くの干潟にやってくる海鳥などを撮っていたんですが
しばらく一眼を使わなくなった時が5年ほどありました。
今から思うと、自分の中でカワセミを撮りたいという目標があったのですが、A公園に行ったときに結構簡単にカワセミの写真を撮ることができたのと、やはり高価な望遠レンズがないと厳しいということが分かり、何となく満足したというか飽きてしまったのです。
その後バイクに乗るようになり、ツーリングに行くのに一眼レフだといろいろ面倒でオリンパスのTG-830 (Tough)を買いました。ツーリングに出ている間、写真にはあまりこだわりませんでした。
その後しばらくカメラは買い換えず、再びカメラ熱が始まったのは2019年の1月にCanonのPowerShot G9X mk2を買ってからです。
2年ほどの間に半年のスパンでPowerShotを買い換えて、最終的にPowrShot G3Xにたどり着きました。ところが鳥撮りに取りつかれてしまい、結局は最後はデジタル一眼に帰ってきました。
最初はE-620を引っぱりだして使っていましたが、さすがに10年前のデジイチです。E-M5 Mark IIに買い換えました。
その後しばらくはフォーサーズのED 70-300㎜ + EC-14という構成で使用していました。
ところが10m以上離れるとフォーカスがいまいち、AFが迷う等がありました。
5mくらい近づけばこれくらいの解像感になるのですが。どうもシャッキリしないのです。
これはカワセミの前に撮っていた写真ですが、夕暮れ時を200、300、500㎜(フルサイズ換算)で切り取ってみましたがなかなかいい感じです。
スカイツリーもここまで撮れます、ディテールは若干甘いのですけど。新しい75-300にはテレコンはつかないので、フルサイズ換算600×1.4倍=840㎜の超望遠は旧70-300のみの特権ですね。
野鳥を精密に撮るには向けませんがこうやって風景を撮るにはなかなか味のあるレンズのような気もします。