カワセミを追って2021.5

5月です、公園の木々はすでに新緑で覆われていて、野鳥の姿を探すのが難しくなっています。そんな中でもカワセミは背中がひときわ目を引く青い羽根で覆われているので見つけやすいです。

飛ぶときにもツィー、ツィーと鳴きながら水面近くをまっすぐ飛ぶのですぐわかるのですが、なぜか最近あまり鳴かなくなったようです。さて、早朝の気温も上がって来たので、5月に入ってからはカワセミを撮るために、1日おきくらいで朝6時から1時間半ほど公園に通っています。

ところで、カワセミの羽は構造色といって光の当たり加減で鮮やかな色を出しています、日が高く昇っている時間は、青い羽根の色もくすんで、オレンジ色のお腹のせいもあって全身が茶色に見えます。これで木の枝に止まられると相手が動かない限りまず見つかりません。どうしても朝早くか曇りの日が狙い目になります。

モデル名 : E-M5MarkII
レンズ情報 : OLYMPUS M.100-400mm F5.0-6.3
焦点距離 (35mm換算) : 800.0mm
シャッター速度 : 1/640 秒
絞り値 : F8.0
露出補正 : 0.0 EV
ISO感度 : 1600
フォーカスモード : シングルAF + MF
撮影モード : A (絞り優先)
測光モード : ESP
手ぶれ補正 : S-IS 1
撮影日時 : 2021/05/04

最近では池の周りにあるどの木にカワセミが止まるかも覚えたので、それらを一通りチェックすると止まりものなら、かなり容易く撮ることが出来るようになってきました。

そこで今度は飛び込みを撮りたくなるわけですが、早朝、曇りとくるとシャッタースピードを速くするためにISO感度を上げることになります。そこでノイズの問題が出てきてしまいます。

モデル名 : E-M5MarkII
レンズ情報 : OLYMPUS M.100-400mm F5.0-6.3
焦点距離 (35mm換算) : 800.0mm
シャッター速度 : 1/800 秒
絞り値 : F6.3
露出補正 : -2.0 EV
ISO感度 : 800
フォーカスモード : シングルAF
撮影モード : A (絞り優先)
測光モード : ESP
手ぶれ補正 : S-IS 1
撮影日時 : 2021/05/16

幸い2月から使っている望遠レンズM.Zuiko ED 75-300㎜ 4.8-6.7 IIに換えてM.Zuiko ED 100-400㎜ 5.0-6.3を新しく導入したので、20mくらい距離の離れた池の対岸のカワセミも満足のいく解像度で撮れるようになり、上の写真の様にトリミングしてもそれほど画質が荒れることもなくなりました。

加えて安価な迷彩パターンのヤッケを手に入れたので、目立ちやすい色の服を着ていてもこれをすっぽりかぶれば、あたりの草木に紛れて、警戒心の強い野鳥にも多少とも効果があるのではないかと思います。

モデル名 : E-M5MarkII
レンズ情報 : OLYMPUS M.100-400mm F5.0-6.3
焦点距離 (35mm換算) : 800.0mm
シャッター速度 : 1/320 秒
絞り値 : F6.3
露出補正 : -1.0 EV
ISO感度 : 800
フォーカスモード : シングルAF
撮影モード : A (絞り優先)
測光モード : ESP
手ぶれ補正 : S-IS 1
撮影日時 : 2021/05/16

しかしいくら迷彩の服を使っているからと言ってカワセミを追い回せば、逃げられてしまいます。どうやってカワセミに脅威を与えないように動くかも気を使います。必要以上に近寄るとどうしてもカワセミは逃げるし、餌も採れないまま移動するのを繰り返すのはカワセミにとってよくないでしょう。

モデル名 : E-M5MarkII
レンズ情報 : OLYMPUS M.100-400mm F5.0-6.3
焦点距離 (35mm換算) : 800.0mm
シャッター速度 : 1/400 秒
絞り値 : F6.3
露出補正 : 0.0 EV
ISO感度 : 800
フォーカスモード : シングルAF
撮影モード : A (絞り優先)
測光モード : ESP
手ぶれ補正 : S-IS 1
撮影日時 : 2021/06/01

そうはいってもある程度の距離に近づかなければ解像感の高い写真は撮れないのがジレンマです。

カワセミも子育ての最中だと思うのですがエサを採る頻度があまり高くないのです。地域によってはすでに巣立っているようなので、はたしてヒナが無事育っているのか、ちょっと気がかりです。元気に巣立ってくれることを願います。